ウワサによれば、ブレスワークをすると深い気づきがあるとかなんとかということだったけれど、私自身に関してはたいした体験はないだろうな、とあまり期待していなかった。どんなものか、ま、見ておこうという感じで、高野山にいきたいがために参加した。
私はいつもこのテのワークショップで、考えがグルグルめぐるタイプで、今回も一人冷めていたらつらいなーというおそれがあった。 でも、ま、なるがままにしようと思って、言われたとおりやっていたら、手先がしびれてきて、突然ハートの奥の方から感情がドッとあふれてきて、思い切り泣いた。 普段の私は決して泣かない人だから、これは驚いた。なんで悲しいのかはハッキリと思い出せなかったけれど、ひとりぼっちでとり残されたという感じの悲しみで、過去においてひきずってきたものだなーというのはわかった。 自分の中にいつも冷静に自分を見る私がいて、その私が「どうせなら、はじっこにこびりついている、すべての悲しみを出した方がいい」と判断したので、もっともっとと喉が痛くなるほど泣いた。 そのあとお腹の中が空っぽになった、掃除しつくしたようなスッキリ感覚がやってきて、気持ちよくなった。それでいて、心は満たされている感じだった。 後で他の参加者の体験を聞いて、一人ひとり違うのでそのバラエティの多彩さに、だいぶびっくりさせられた。自分の体験プラス他の人の体験談で、自分の内側を見る視点がもう1つ増えた。期待していなかったのに、深い気づきが確かにあった。これならまたやってみたいと、今は思う。(KKさん、女性、30代) 体験領域:感情の浄化、アウェアネス <コメント> KKさんは、高野山でのワークショップに大阪から参加されました。高野山は、真言密教の聖地であるというだけでなく、世界文化遺産のパワースポットとしても知られています。高野山の魅力に惹かれて参加した初めてのブレスワークで、思いがけず貴重な体験ができたと話されていました。 生まれてからこれまでの日々の生活で、いつのまにか抑え込んでいた思いを涙によってきれいに掃除し、ストレスを解消して心身ともにパワーアップして、KKさんは満足して山をおりていかれました。 ワークショップの長所は、一緒に参加した人たちの話に耳を傾けて、自身の心の栄養にできるという点があります。その場の空気を読んだり、表面で調子を合わせるのではなく、本気で語りあうことによってダイバーシティ(多様性)を尊重し認めあう、相互理解と共感のワークです。 |
参加者の声
ブレスワークセラピーの参加者からの手紙やメールを紹介します。体験領域は参加の方が体験された領域を示しています。 アーカイブカテゴリ
すべて
|