一生懸命に呼吸をしていると、体中が痛くなり、そのうち右腕がものすごく痛くて、それと同時にお腹の底から、悲しみ、つらさ、苦しさが声と涙になって、自分の中から出て行きました。涙が出ると、腕の痛みがなくなり、そこがカーッと熱くなりました。それから、だんだん体が丸まってきて、赤ちゃんになりました。赤ちゃんになると楽しくなってきて、声を出すのを楽しんだり、「いや、いや」 とか、自分では何がいやなのかわからないんだけれど、「いやだー」と言ったりしながら、そのまま眠ってしまいました。
眠っている間、大きさが50センチぐらいの金色の観音様がとても沢山出てきて、メリーゴーランドのようにくるくる回っていました。たくさん泣いて、たくさんイメージを見ました。 ブレスワークが終わってみて思ったのは、自分のもっているカラの固さにあきれた…という感じです。カラの内側は、がまんしてきた涙いっぱいでした。それがやっと掃除できた。 私は今の職場で、人ととけこめなくて悩んでいたけれど、(この職場を)やめてもここで解決しないとまた同じことが起きるという気がしていたので(過去そうだったから)、これが解決しないと、ここからは抜けられないとずっと思っていました。 でも、ブレスワークをやるようになってから、人と上手くやるっていうこだわりが最近なくなってきて、世の中色々な考えややり方をする人がいるんだってわかってきました。そのせいか他の人との間の緊張感がすごく少なくなって、つきあうのが楽になってきました。 おかげで、これまでやりたかった仕事にそろそろ移ろうと思えるようになりました。(THさん、女性、20代) 体験領域:感情の浄化、身体の癒しと浄化、ストレス・リダクション、再誕生体験、自己理解・他者理解、アウェアネス、人間関係の改善 <コメント> THさんは他人と上手につき合えない自分、職場になじめない自分と格闘していました。 幼かった頃から、自分の感情を抑え込み、悲しみ、つらさ、苦しさを身体に溜めて、鎧のように自分を制限していたようすです。抑えすぎで自縄自縛になり、他の人とのつき合い方までぎこちなくなってしまい、それが悩みでした。 ワークショップで感情のブロックが浄化され、同時に身体の疲れも癒されました。そして、自分が自分の感情を抑圧していることに気がついたのです。この調子で自己観察を深めていけば、抑圧のもとになっている「何か」もいずれ明らかになるでしょう。自己理解・他者理解が進んでいる今だから、「何か」を受け入れることも大丈夫です。人生の課題を解決しつつあるTHさんは、赤ちゃんになって再出発し始めたのでしょう。ワークショップ会場が和歌山県高野山であることも関係してか、金色の観音像のイメージが再出発を祝ってくれているようです。THさんがこれから自己肯定感を取り戻し、自己信頼へと歩んでいく兆しと思われます。 コメントはクローズされています。
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参加者の声
ブレスワークセラピーの参加者からの手紙やメールを紹介します。体験領域は参加の方が体験された領域を示しています。 アーカイブカテゴリ
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